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■ぜんそくの30歳代女性、コロナワクチン接種で国内初のアナフィラキシー起こす 重いアレルギー反応は4万6469人接種で初

 厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた30歳代の女性に、重いアレルギー反応の「アナフィラキシー」が確認されたと、医療機関から報告を受けたことを明らかにしました。女性は、救急処置を受け軽快しているということです。

 厚労省によりますと、アナフィラキシーが報告されたのは30歳代の医療従事者の女性です。

 医療機関からの報告によりますと、5日、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンを接種したところ、5分以内にせきが出て呼吸が早まり、まぶたのはれや全身のかゆみなどの症状が見られたということです。女性はその場でアドレナリンを投与する救急処置を受け、症状は軽快しているということです。

 全国でワクチン接種を受けた医療従事者は5日午後5時までに合わせ4万6469人で、アナフィラキシーが報告されたのは初めてです。

 女性にはぜんそく甲状腺機能低下症などの基礎疾患があったということで、医療機関は「接種との関連がある」とする一方、「ぜんそくが要因となった可能性もある」と説明しているということです。

 厚労省は、専門家部会で接種との因果関係を詳しく検証するとともに、接種を受ける人は体調に変化がないか観察するため、会場に15分以上とどまるよう呼び掛けています。

 新型コロナウイルスのワクチンについて、安全性などを評価する厚労省の専門家部会の部会長を務める東京医科歯科大学の森尾友宏教授は、「薬や食品などでアナフィラキシーなどの重いアレルギー症状を起こした人は、問診票に必ず記載してもらい、接種する施設で即時に対処できる体制を整えておくことが重要だ。詳細な情報を収集して症例を蓄積し、審議会で評価していく必要がある」などとしています。

 2021年3月6日(土)