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■新型コロナ感染で自宅療養中の女性が自殺 「周囲に迷惑かけた」

 新型コロナウイルスに感染した後に自宅で療養していた東京都内の30歳代の女性が自殺していたことが、22日、明らかになりました。残されていたメモには、「自分のせいで周りに迷惑をかけてしまい申し訳ない」という内容が書かれていたということです。

 関係者によりますと、東京都内のマンションの部屋で30歳代の女性が死亡しているのが、15日朝、見付かりました。

 1月初めに、女性の夫が感染。夫はホテルで療養することになったといいます。その後、女性と娘もPCR検査の結果陽性が確認され、自宅療養となっていました。

 夫は14日に宿泊療養を終えて帰宅したものの、女性と娘は自宅で療養を続け、接触していなかったとみられます。夫が15日朝、女性の部屋の物音がしないことから、室内を確認したところ、死亡しているのを見付け、110番通報しました。

 室内からは、女性が娘に感染させてしまったのではないかなどと思い悩み、家族に謝罪するような内容の小さなメモ書きが見付かったといいます。

 関係機関が当時の詳しい経緯などについて、調べています。

 公共政策が専門で自殺問題に詳しい早稲田大学の上田路子准教授は、「新型コロナウイルスに感染すると健康面への不安だけでなく、『自分が家族にうつしてしまうかもしれない』といった不安や『社会からバッシングを受けるのではないか』というさまざまな精神的な負担を感じるという人が多い。特に自宅療養者は自分の健康の心配をしながら家事などをしなければならないこともあり、さらに外部の人との交流も制限されるので精神的にかなり追い詰められているのではないか」と指摘しています。

 そして、「保健所などによる体調面のチェックだけではなく精神状態についてももっときめ細かく把握し必要に応じて対応をとるなど十分なケアが必要だ」と話しています。

 2021年1月22日(金)