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■アメリカ・ファイザーのコロナワクチン、緊急使用申請は11月下旬以降 大統領選前の供給は不可能に

 アメリカの製薬大手ファイザーは16日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、アメリカ食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請するのが11月下旬以降になると明らかにしました。欧米製薬大手のワクチン開発競争でトップを走るファイザーも、アメリカのドナルド・トランプ大統領が目指す11月3日の大統領選挙前のワクチン供給は不可能となりました。

 アルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)が公開書簡を通じて、公表しました。

 ファイザーはドイツの製薬ベンチャー、ビオンテックとワクチンを共同開発しており、

7月末に開始した最終段階の臨床試験(治験)で、有効性が確認できるのは10月末。これは、ワクチン開発を手掛ける欧米製薬大手の中で最も早いとみられます。ただ、FDAが承認基準の厳格化を進めていて、最後のワクチン投与から2カ月の経過観察を求めていることに伴い、申請時期が11月第3週以降になるといいます。

 ブーラCEOは、「国民の信頼を確保し、多くの混乱を解消するため、国民が我々のタイムラインを理解することが不可欠」と述べました。同氏は10月1日に従業員向けのメモで、トランプ大統領がワクチンを政治利用しているとして「国民の信頼を損なう」と批判していました。

 ワクチンは経済社会活動の本格再開に向けた起爆剤になるものの、感染拡大の収束にはアメリカ国民約3億3000万人の7割が免疫を獲得しなければならず、大量生産が不可欠。国民に行き渡る量を確保できる時期を来年4月とするトランプ大統領の見通しも不透明となりました。「来年半ば」とするアメリ疾病対策センターCDC)に同意する専門家が多くいます。

 2020年10月17日(土)