■新型コロナウイルス、ブラジルの死者数が世界4位に フランス超える2万8834人

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の日本時間1日午前3時時点のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は世界全体で610万8525人で、亡くなった人は37万416人となっています。

 このうち感染者が最も多いのはアメリカで177万8515人、次いでブラジルが49万8440人、ロシアが40万5843人、イギリスが27万6156人、スペインが23万9479人、イタリアが23万3019人となっています。

 一方、亡くなった人が最も多いのもアメリカで10万4051人、次いでイギリスが3万8571人、イタリアが3万3415人、ブラジルが2万8834人、フランスが2万8774人、スペインが2万7127人となっています。

 ブラジル保健省は5月30日、新型コロナウイルスによる死者数が累計で2万8834人になったと発表しました。このところ1日1000人前後で増え続ける死者数はフランスを抜き、アメリカ、イギリス、イタリアに次いで世界で4番目となりました。

 同省によれば、過去24時間で新たに3万3274人が感染し、1日での新規感染者数としては最多となりました。

 保健省は、いつ感染のピークを迎えるか「予測する方法はない」と述べています。専門家らは、広範な検査が行われていないため、実際の感染者数は政府統計よりも多く、15倍にもなる可能性があると指摘しています。

 南米における新型コロナウイルス流行の中心地となっているブラジルでは、各州の知事や市長など地方自治体の首長らが厳格な封鎖措置を実施している一方で、経済活性化で再選を狙うジャイル・ボルソナロ大統領がそうした首長らを「完全隔離の独裁政治」を展開していると非難。こうした対立が繰り広げられる中、国内各地で流行が拡大しています。

 感染被害が大きい最大都市サンパウロは5月30日、市内のレストランやバー、商業施設などの閉鎖措置を6月15日まで延長すると発表しました。

 ボルソナロ大統領は同日、ブラジリア郊外の食堂を訪れ、マスクを外して支持者らと記念写真を撮るなど相変わらず感染拡大に無頓着な姿勢を示しました。

 2020年6月1日(月)